9/8、沖縄は名護市でスーチカ作りWS&ゆんたく会を開きました。
沖縄の文化&保存食の知恵を教わろうということでの企画です。
スーチカとは、本来うちなーぐちで「塩漬け」を意味するそうですが、
一般的には豚肉の塩漬けを指し、冷蔵庫のない時代から肉を保存する調理法として
沖縄の食文化の一旦を支えてきました。イタリアでいうパンチェッタの沖縄版ですね。
本来、スーチカは塩に漬けるのですが、今回は塩水を使った作り方を教わりました。
塩漬けより塩水の方が早くできるんだそうです。
作り方を簡単に書くと・・・
1.岩塩を溶かした塩水に豚肉を漬ける(4時間以上)。
2.燻製にする(2時間程度)・・・今回は、タイワンハンノキを使って燻しました。
3.水炊きにして茹でこぼす(油分、塩分を減らし、火を通すため)
これで、常温で1週間ほど、冷蔵・冷凍すればもっと長期間もつようになります。
今回は事前に漬けておいたスーチカを、温めるのも兼ねてさらに燻製にしました。
↓ これはドラム缶スモーカー
中にスーチカや野菜を入れ、食材の下にはバナナの葉っぱを敷きました。
豚肉だけでなく、それぞれに野菜やおにぎり、サラダ、天ぷらなども持ち寄ってくださいました。
みなさん、いつもありがとうございます!!
みんなでワイワイ焼いたり味付けしたり。調理の過程もみんなでやると楽しい時間ですね!
さーてお楽しみのお食事ターイム! 若干1名太陽の光が射して神々しい感じになってます(w
肉に限ったことではありませんが、いただく命とはぐくんでくれる自然に感謝しつつ、いただきます!
そして、今回はスーチカ作りだけでなく、ダンボールから紙をつくることに挑戦してみました。
まず、ダンボールを切って水に浸します。
数十分後にはダンボールの表面と中の部分をつないでいた糊が溶けるので、
紙をはがして窓に貼り付けて乾かします。
完全に乾くと窓に張り付いちゃうので、その前にはがして最終乾燥。
すると、こんな紙ができあがりました~。
普通にノートや落書きに使ってもいいのですが、クラフト紙のようにちょっと雰囲気があるので
お店の値札に使ったり、波々の紙は切って絵をかいてお菓子の皿にする、といった案が出てました。
いろいろアイディア出ますね~。楽しく使ってもらえると嬉しいです(^^
こちらは、ダンボールの上にアルミホイルで蓋をして、その上に濡れた新聞紙を置くことで、
気化熱でダンボールの中を冷やし、ダンボールの保温性で中を冷やせないか、
という実験をしてみましたが、新聞がすぐに乾くので全然ダメでした。こちらは再考が必要ですね~。
ちなみに、アイディアの元ネタはエチオピアの方が作られたという砂と陶器を使った簡易冷蔵庫です。
ゆんたくの中で、「これから楽しいことをやっていこう!」ということで、やりたいことの案をみんなで出し合いました。自然農の畑をされている方とのコラボや炭を使った浄水器作り、ムーチー作りなどいろんな案が出ましたよ~。夏に一度実施した炭作りもまた行う予定です。
ちなみに、来月はハイビスカスとオクラの繊維を利用した布作りをされている工房の見学&ゆんたく会を企画する予定となりました。
さて、帰ろうかというところで、今回は参加できなかった方もお友達を連れて遊びにきてくださいました。こうやってちょっとずつ人の輪(和?)が広がっていくんでしょうね。
ワクワクするような楽しいことをみんなで一緒にやっていきましょうね~(^^